思いがけないところで感じた英語の壁
この前の木曜日に午前と午後のクラスの間のお昼休みが一時間強あったので、昼ご飯に学校近くの昇龍*1 に友達がいないので一人で行ったんだがその時滅茶苦茶ストレスが溜まる出来事があった
ことの経緯は
12:40頃 入店。席が空いているので適当に座ろうとしたらセキュリティに待ってろと言われたので案内の店員を待つこと10分。日本なら10分待たされることなんてないだろうが、ここはロンドン。さすがに3ヶ月も経つと慣れる。
12:50 席に案内される。
12:55 肉うどんを注文。隣の席に中国人観光客カップルが案内されてるのを横目に、品物が出てくるまでの間NetflixでDynasty*2を視聴。
13:10 隣の中国人観光客カップルが注文したカツカレーとラーメンが出てくる。後からきて注文したものが自分のものより先に出てくることに違和感覚えるが「日本じゃないししゃーなし」と思って我慢
13:20 あまりにも来ないんでオーダーを取ってくれたのとは違う店員にまだか尋ねると確認してくると厨房へ。オーダーを取ってくれた店員が慌てて「肉うどんでよかった」か聞きにくる。「そうだ」と答える。厨房に戻り慌ててオーダー入れてるのが見える。
13:25 また違う店員のToo late, Sorryの一言と共に肉うどんがでてくる。
文字に起こしてみるとそうでもないなと自分でも思うが、当日は本当にイラついた。店員が自分のオーダー漏れで30分近く待たせたのに、オーダーが漏れていたことの説明も本人からの直接の謝罪もなし。日本イギリス関係なしにサービス券とかタダにしろとは思わないけど、しっかりとした謝罪くらいは欲しかった。日本語通じないし、クレームできるほどの英語力がないしで一層とイライラした。英語もっと頑張らないとなあー
まさかこんなところで英語に対するモチベーションが上がるとは思わなかった...
*1:ロンドンの現地日本人が始めたラーメン屋。うどんとかたこ焼きとかもある。日本にも逆輸入で進出してる。SHORYU RAMEN | Hakata Tonkotsu Ramen Bar
*2:くだらないけど面白いから是非見て
放送禁止になったCM
少し前になるがイギリスで話題になっているCMがある。それがこのIcelandのクリスマスCM。
Iceland’s Banned TV Christmas Advert... Say hello to Rang-tan. #NoPalmOilChristmas
どれくらい話題かと言うと、僕は語学学校で午前と午後でクラスを2つ取っているのだが両方のクラスでこのCMが教材として使われるくらいだ。*1 先生曰く教員だけでなく、語学学校のその他スタッフ、友達、パブで知り合った人と会う人会う人がこのCMの話をするらしい。
気になってTwitterなどで調べてみるとすごい数の人がコメントをしていた。
なぜここまで話題になったかと言うと、もちろんCM自体のメッセージ性もあるが、このCMがASA*2によって放送禁止になったからだ。もともとCMのメッセージ #NoPalmOilChristmas で話題になっていたのが放送禁止になったことで一気にバズになったわけだ。
PalmOilの存在なんて知らなかったのでこう言うCMなどは啓蒙としていいことだとは思う。このCMだけじゃなく、授業内ではファストファッションの環境破壊・発展途上国で労働力の買い叩き問題や、プラスチックゴミによる生態系への悪影響など様々な環境問題・社会問題に触れることが多い。自分が日本にいる間薄っぺらい生活しかしていなかったからそう感じるのかもしれないが、ヨーロッパの人は思っていた以上に環境に対して意識が向いている。授業でこれらを題材に話し合い、それぞれの国の対策を聞くと東アジアの日本、韓国、中国はこれらに対しての意識が低いと言うことがわかる。
ヨーロッパは散々自分たちが環境破壊して来て豊かになって、このままじゃ地球が保たないってなったからエコだの環境保護だのするのはいいと思うんだけど、それをいかにも「これが正義です」「環境のこと考えないのは遅れている」みたいな感じにされると「まーた、ヨーロッパの価値観を押し付けてくるのか」と思ってしまう。
先進国は財力もあって環境を気遣う余裕があるかもしれないけど、発展途上国はそんなこと気にしてられる余裕はないと思うんだけどな。
それでもやはり日本は先進国なのだからもっと環境問題に意識を向けるべきなのかもしれないなとは思う。
追記:12月15日Icelandのスーパーを始めて街中で見た。(場所:London Hounslow West駅降りて目の前)
100年目のRemembrance Day
今日11月11日イギリスではRemembrance Dayである。
例年通り今年もチェルシーの試合前にセレモニーと黙祷が行われた。
毎年チェルシーだけじゃなくこの日が近い時期のプレミアリーグでは選手、監督、審判をはじめその他スタッフや観客が胸にPoppyと言われるケシの花をつけている。決して初めて見る光景ではないし、この日の存在も意味も知っていた。それでも10月末からロンドン市内を胸にPoppyをつけて歩いている人の多さは予想以上に多く驚きだった。そこでもう一度しっかりとこの日とPoppyの意味を調べてみたので残しとこうと思う。
はじめにRemembrance Dayとは11月11日のイギリスの戦没者追悼記念日のことである。11時にイギリス国内で戦没者・戦死者へ 2分間の黙祷をする。
11月の第二週日曜日はRemembrance Sundayといい毎年戦死者への追悼セレモニーが行われる。ホワイトホールにイギリス王室、首相をはじめとする各大臣、軍上層部などがこのセレモニーに参加する。
ドイツが第一次世界大戦*1に休戦協定を1918年11月11日に結んだことから、この日がRemembrance Dayとなった。当初はW.W.Ⅰの戦死者追悼のための日だったが、現在は第二世界大戦やフォークランド紛争、イラク戦争などの戦争の戦死者追悼の日となっている。
次にポピーについて。ポピーの理由は従軍したカナダの詩人ジョンマクレーの“In Flanders Fields”に由来している。駅やショッピングセンターの構内で行われている The Royal British Legionの募金に参加すると造花のポピーをもらえる。この募金は退役軍人と遺族のために使われる。これを身につけることで戦死者への感謝と愛国心、戦争への戒めを表している。
また近年赤のポピーでなく白のポピーをつけている人が増えているらしい。実際町中で僕も数人ではあるが見かけた。白ポピーは英国軍人だけでなく全戦争の全被害者・戦死者への追悼と平和の意味があるそうだ。
しかし一方でポピーをつけない人達が増えているという事実もあるそうだ。彼らがポピーを着けない理由はポピーが純粋な戦死者へのものではなくイギリスファーストを含む、愛国心を示すためのものへと近年急速になっているからだそうだ。
学校にも同じ理由でポピーを着けてない先生がいた。The Guardiamなどこっちの新聞に同じような内容で一石を投じている記事もあった。
ポピーをつけることと愛国心は繋がるものなのか。またそれはPatriotismなのかNationalism なのか。難しい問題だししっかりと考察し、これもまた今度ブログに残そうと思う。ただポピーをつけるつけないに関わらずこうやって戦争を風化させずに考えさせられる日があるのは大切だと思う。
W.W.Ⅰからちょうど100年の今年Remembrance Dayをイギリスで過ごし、このように歴史を振り返る機会を持つことができてよかった。
www.independent.co.ukwww.theguardian.com
*1:以下W.W.Ⅰ
何者でもないがブログ初めてみようと思う
何者でもない僕が書くブログなんて誰も興味ないと思う。
それでも一応自己紹介。1996年生まれの22歳大学生。8月末から2月末までの約半年間をイギリス・ロンドンの語学学校に通いながら過ごす予定で今が3ヶ月目。趣味はサッカー観戦とゴルフ。好きなアーティストはFUNKY MONKEY BABYSとNicky Romero。
と軽い自己紹介したのでこのブログの趣旨を。正直つい最近までどこからも何の需要もない人間が書くブログなんてただの自己満だと思ってた。正直今でも顔から火が出るほど恥ずかしい。
それなのに文才もなく才能のなさを改行とスペースで誤魔化そうとしてる僕がブログを書き始めるのは、ロンドンにきて日本にいた時よりも考え感じるようになったこと、新たな出会いや経験など様々なことがここのところありすぎたので、そのまま時間が経って忘れるのが勿体無いから記録に残すために始める。半分記録半分メモ。またアウトプットを念頭に置くことでインプットの質が上がるのを期待してる。120%僕の僕による僕のためのブログだ。
そんな自己満ブログを読んでくれる人がいて共感なんかしてくれる人がいたら泣いて喜ぶけど、なんせ自己満なんで上に書いた趣旨以外の記事があってもクレームはノーセンキュー。
話は変わるがこのブログのCUTTING EDGEという名前は語学学校で今使っているテキストからとった。“Leading and Innovation”という意味だと先生に教わった。辞書*1には以下のようにある。
- the cutting edge (of something) the newest, most advanced stage in the development of somethingworking at the cutting edge of computer technologycompare bleeding edge
- an aspect of something that gives it an advantageWe're relying on him to give the team a cutting edge.
日本語に訳すと「最先端」とか「最先端の」になるらしい。
このブログが何かCUTTING EDGEになって、僕も何者かになれたらいいなと淡い期待も込めてこれからやっていこうと思う。
*1:Oxford Learner's dictionary